新刊紹介
小説『島燃ゆ 隠岐騒動』 光文社刊 2013年発行の単行本『神と語って夢ならず』を改題して文庫化したもの。 幕末の隠岐島で、尊皇攘夷派の若き庄屋・井上甃介(しゅうすけ)らが、幕府寄りの松江藩の役人たちを 島から追放して自治政府を立ち上げた史実に基つく歴史ロマン小説。 文庫化にあわせ、著者インタビューなどを加えたほか、15年に亡くなった時代小説の挿絵画家・中一弥 氏が描いた、雑誌連載時の挿絵7点を織り交ぜた。 巻頭には、物語の舞台となった隠岐や松江などのゆかりの地や人物のカラー写真23点を掲載した。 書名の『島燃ゆ』は、松江観光協会プロデューサー高橋一清さんの案という。 (2016.05.28付山陰中央新報紹介記事より) |