恋ほがい



木の若芽

朝の雪も驚きでなく 今年も空から降ってくる便りの届いた安心の気持ち 雪の降ってくる空気は 吐いて白く溶け 吸っておなかにたまる 新鮮なおいしさに 冷たい手をこする 私は彼に落ちつき 彼は私に落ちついて やがて夜が来てまた朝が来て 夜が来て朝が来る そのくり返しの中に起こる 喜び悲しみ怒りの心が 宇宙がバランスを保ってめぐるごとく 私と彼の間のバランスを保ってめぐりゆく ここに秩序(コスモス)が生まれている 夜のストーブとコーヒーのなんて素晴らしいこと 心に森が現れる ドラマではなく 欲しいのは歌 彼の心には宇宙があって 中へ内へ広がっていく 誘い入れたのは私が初めてね 私は未踏の地の探索者 中へ内へと分け入っていくけれど 外へ向かって広がる力を 探し出してあげたいの もっと自由になるための 軽やかな軽やかな 彼の前ではとびっきりの自分でいたい そんな私に彼は「元気すぎる」と言う どうしたらいいの それでも私は元気に徹する 元気は私のとりえの一つ お願い否定してほしくない 街を歩く私と家にいる私は 私Aと私B どっちも本物の私に違いない どっちも好きになってくれる人を探しているの 君は苦労してるね こんな私AとBの間に立って 私には彼がいる 君がいる そう言う心の用意がいつもある 何があってもどうなっても 私は君を許せるだろう 合うところも合わないところも 君を好きな理由 君には私がいると 思っていいのに 思ってほしいのに 君は信じることができないのかしら わがままで心の広い私を 簡単にすべてをわかり合えてはつまらないし ゆっくりとわかり合うにはいくつかの難門は避けられない それらを乗り越えていくための 愛の忍耐と持久力とオプティミズムを ラグビーボールのようにお互い 投げ合い受けとめ合って走っていくのよ こんな雪の日もへこたれず ふたりになったり ひとつになったりする かろやかに しなやかに 惹きつけられノックアウトされ打ちのめされて しなやかになり軽くなって いっしょに飛んでいこうよ ストーブの前ではいろいろもの思う 最初は希望に燃えて楽しく やがて困難のいくつかに一喜一憂をくり返す どちらもほんのプロローグ 本当のストーリーはこれから パリッシュブルーのメルヘンがつなぐ心 パリッシュブルーの慈悲にも似たやさしさがつなぎとめる 危くも心はころげだしそうになるのを 危くも心はにじんで溶ける パリッシュブルーの宇宙の泉に うまくいってる けどときにはうまくいかない うまくいってばかりはいられない そんな 人の心 そういうもの 不思議かもしれない 神秘かもしれない 歎いても怒ってもすねても 不思議や神秘はそのままだから 笑ってそのまま受け入れる心の広さを持つのが何より 信じ、信じるが故に 小さいけれど不安は常に離れない 小さい? いや 小さく見えるが実は大きな不安 「君は私を許すor許さない」 私の元気な笑顔と 君のやさしい笑顔は 釣り合って似合いだと思ったの ちょっと噛み合わずいさかう時も なぜかどこか 安心して居心地よかった 今は寒い季節 心は準備している 春に向けて花ひらくのを だから春を楽しみにしよう 心が花ひらくのを 二人いっしょに花ひらく 花ひらいて生きる 春まで待とう 元気な彼女と 私を人に自慢して 夢のある彼女とも 私を人に自慢して ああもの思う だから詩を書くよ ワインを飲むよ そして詩を読むよ やがて眠くなり朝を迎えるまでに 心に渦巻く思いがエネルギーに転化するように 望むもの願うもの なんだろう 何? 特にないこの幸せ このままずっと続けばいいな 今のまま このまま ロマンチックな言葉はいらない 写真なんて撮ってほしくない ただ二人でいる時は いつでもどこでも何してても 二人でいる時は楽しそうに笑って 君の笑顔 それだけ 私の欲しいもの 一年が終るのは いつものことのような 大切なことのような なぜか不思議な時ですね 何も変わってほしくない今のいいこと 何か変わってほしい もっといいことに そして本当にひりひりと感じる 一見何も変わらずどこかで何かが新しくなったように ひりひりと新しい年は 時空を蔽うでしょう 君へのしがない不満をあきらめることで 君をまた信じられるのだ 障子紙を張り替えながら ある休みの日 家の仕事も早く終えて それ以上のうるさい小言に耳を貸さず 音楽三昧に夜ふけるまで メロディーに言葉に心が包まれる 昼のいとなみはこのような夜のためだったよな 夜に音楽がたっぷりあれば ひるに何があっても大したことじゃないよな 音楽とふとんに二重に体と心包まれて 安らかに安らか 愛するものがたくさんあるの 音楽を愛し 詩を愛し 映画を愛し 自然を愛し 友を愛し 彼を愛し みんな同じ みんな同じだけ愛する だからバランスがとれてるの 彼は音楽のようなもの 友は詩のようなもの 私にとって優劣はない 愛するものたちの中で 人間だけが私を裏切ることもできるのね 彼は私を裏切るかもしれない でも音楽は裏切らないだろう だからといって楽な方に流されたくない 人間を愛しつづけよう 君と会わない三日間で 私はたくさんのことを学んだわ ちょっと切なく苦しく とてもためになる大切な三日間だったうちに 自分が間違っていたとも言わないけれど 少しやり方を変えてみたらいいと ふとわかった 明日にぎりぎり間に合って 一人で充実している時のように 君と一緒にいよう 気分がとても楽になったわ ありがとう 今日買った一冊の本 私の送信アンテナを 新たにチューニングしました 新たなチャンネルをひとつ増やしました きっと今まで以上の満足をしていただける そう思い願って 明日から運転発信です 不満を不満でなくそうとすることに慣れようとした 一夜を明かし 楽しかった 物足りなかった うれしかった 残念だった 年が明けても 私の好きなものに無理して賛同しなくっていい ただ笑ってうなずいてくれればいいの 私も今度からきっとそうする もう一度まっすぐに君を見て ふたりで食べている 同じものを ねえ 一言おいしいと言ってよ 食のコミュニケーションも途切れてしまう 君は言葉じゃないもので語れ 私の言葉はたいていのことを語れる そして私は存在で 自由の楽しさ明るさを語る 静かな朝が訪れ 新聞配達の音がして ワイングラスにオレンジジュースをつぐ 束の間の彼氏だろうと 束の間君のエッセンスを吸い取らせて いつまでも書き続ける ペンが手の一部のように 今日も今年も また書き始めている 悲しいほどさっぱりした青空 山の上の空気みたくうすい幸福 はっきりしないことばかりの中で 強気になってみたり やさしくなってみたり 書けば心がしずまるから 「私 悪かったの 許して」と 言ったところできょとんとされる だろうがこの気持ち 本当だから伝えたい 何も言わないの いいけど ずるいな 私が気にしないふりして 苦しんでいるの知らないで ジグソーパズルがなかなかできない 君の部屋に君はいる おじゃま虫の私は ジグソーパズルを一人で 色とりどりのパーツの中から 別の私事の答を探す ミントでひらめく新年の目標 歯磨きさっぱりしゃっきりひらめいた 「好きな人の前で素直になろう」 すぐにはできないだろうから 当分は意地をはるだろう けれど毎晩歯を磨くたび 思い出すこの言葉くり返しながら 少しずつ君の前で素直になりたい ことさら努力もしないけど いい自分でい続けたい 好きなこといっぱいして 人まで楽しくなるような笑顔をしたい 会話は少ない あるのは音楽と歌 心地よくやさしくなり 心地よく元気になる 会話は少なくても 満ち足りて居心地いいな 君の部屋 私が君の言葉を探せるかな だませないこの心 正直に素直になるなら 心変わりにも従おう 自分の否も認め 君の否も許し でも否ではないよ これは天与のさだめ だませない 幸せに幸せ探そう また今から 別々の さよなら! さよなら! さみしくない別れだよ 笑ってさわやかに別れよう まだ好きだから でもそれだけだから バイバイ! バイバイ! 冷たいかしら ひどいかしら いいえ 君のため私のため もっとぴったりしっくりの幸せを見つけるには 自由にならなくちゃいけない 悩んでちゃいけない さあ握手 さあ手を額の横にあてて さらば! この気持ちの移り変わりに ぴったりの歌を歌いたい この気持ちの移り変わりを見つめる気持ちの微妙な戸惑いの見え隠れに ぴったりの歌を歌いたい 夜一人の部屋で また一人好きになった人をひそかに思い浮かべて 楽しいことしよう 君と浮かれよう 君はひょうひょうとのー天気になれるかしら 私と一緒に 私に負けずに 心変わりの覚悟を決めて 女友達にひとしきり話した わがまま強気 勢い加速 でも簡単にことは進まない運ばない 何も言葉で言うほど簡単にことはいかない 言葉がこんなに空(くう)になることはない 心変わりがまたもとに戻りたがり始め 君をあらゆるところから眺める よくもなく悪くもない 白い君 青い君 黒い君… 不思議な魔法の色眼鏡かけて すべての色を私の好きなトーンに変える ちょっとわがままだけど ダメかな あきらめない 学んで 変わる私 そうすれば君も変わる お互い学んで またうまくいくよ 好きって気持ちはパワーよ 好きでい続けるために必要なのもパワーよ 右手のやさしさだけじゃパワーにならない 左手の忍耐だけでもパワーにならない 両手を合わせよう 守ってくれるというの ありがとう、でも必要ないわ ときどきちょっと助けてくれればいい お互い自由なのに ふっとそばに行きたくなる 微かな引力で結ばれていたい いっぱい楽しく遊んで 心静かに落ち着きたくなる時 君のそばへ行くよ ロマンすやドラマはいらない 年に一、二回にしておこう ごくふつうを楽しもう 日本画の余白を見ているうちに 心の中にも余白が広がって すがすがしい 心の森を散歩する 大好きよ 一人になるとどきどきして いそいそして 心の森への扉を押し開くの 何が見つかるかしら この宝の森では毎日何かしらいくつかの素敵な発見がある どこにいても どこよりも 心の森に住みたい 化けの皮がはがれていく 幸せにふれて舞い上がる時期を過ぎたら 今はその反動でいっぱい毒が出てきて 自分に自信がなくなってる 早く乗り越えたい時期だわ でももがいてもどうにもならない 早く乗り越えて ふつうにほんとに幸せになりたい 最低だった今日 最低だった私 冷たい雨の中を帰る 君を信じられない自分がいや 離さないでね 毒がどくどく 可愛くない自分がわかる 全部悪いところ出て行ってしまえ ほんとの私が露わになるまで 離れまい 離すまいと しがみつくほどどこかから 力が抜けていく 遠く かすんで 消える これにはもうなすすべがない 書いて書いて 気分を盛りたてても 安っぽい催眠術みたいなもの 衝動には勝てない 叫ぶ声は大きい もんもんとつぶやくよりも いい子に またなれなかった そのようだ いい子にならなくてもいいか おとといも昨日も今日も生きた この気まぐれな心のままに 友人も恋人もなくしては 風が過ぎ 川が過ぎるように こわくない どこに行くのかわからないけど 世界は上下左右に広く 私はまだ若いといえる年齢だ 遊び終わらない キスをはばからない 好き! いい子のすることではない いい子にはならないよ あきらめてはいなかった ついにまたトライの日が来た 新しいことはすべてチャンス 新しいことはすべてエネルギー わくわくと解き放つ うれしい火花 元気で自由な好奇心が私の天からの役目 私らしくない おとなしく黙ってるなんて 演じてはみたけど 少しはうまくいってたけど 輝きを失いそうだと気づいて青くなったの 空の下へ 風の中へ 歌いながら 踊りながら 私がほら戻ってきた 赤面するほど柄にもない このわがままおてんば娘がロマンチック少女を気取ろうとしたの すぐばれてしまうよね ほんとの私は ほんとの私は 踊り出す 飛び出す ほら 心の中にいたずら天使が住んでるの 私の兄弟のようなものね そして神さまとはお友達 すべてのものは今 新しい 今はいつも 今始まる 今あるすべてのものは 新しい 「はじめまして」 あいさつはいつも 「あいかわらず」 なんてよそう 「はじめまして どうぞよろしく」 どきどきしながら 期待と不安を押し隠しながら 始まっていく 今の始まりの連続の中で 私はけっして古びない 小さな陽だまり 買いためた詩集とオードリー・ヘップバーンの映画のビデオがある休日だけど もの足りない でもなく 満ち足りてる でもない 昨日あの人に別れを言い 友達と飲んで別の人と語り合った この心を陽に当てて光合成させてみよう はしゃいで飲むビールより 落ち着いて飲める水割りがいい 店を変えて少し人数も減って 頼んだ初めての赤い甘いキール やさしくて強く 楽しくて淋しい それが幸せというものなら 今で私も幸せなはずなのにね 次の店へ向かう夜の新宿の通りで かわいいと言ったり どうしたのときいたり お互いうまくいかなくて淋しいね なんて こんなふうに会話を進めるということは 一緒に店を先に出て 今度電話するよと約束して別れるということ 恥かしいほどおなかがすく またおなかがすいている おなかがすいてるんじゃなく心がすいてるのかもしれない 食べ物が欲しいんじゃなく愛というようなものが欲しいのかもしれない どこにも行かず誰とも会わない休日は 一日中おなかがすいている 暗くなってしまったけど まだちょっとそこらへんへ出かけるには遅くもない ポケットに手をつっこんで 坂道をかけ下ると顔は空を向いてしまう 三日月が明るいのでいい気分 そのままずっと走ってしまった 不思議な気持ちになりたい 女の子だか男の子だかわからないかっこうで 寒い空気の中へさっぱりと出ていけば スニーカーの意志が私を運ぶ 自分が誰だかも忘れる 誰の鳥かごの中にも閉じこめられない 自由でつかみどころのない風変わりな女の子 自由に飛びまわってるうちに どんどん離れて 自分の鳥かごに逃げ込んでいるのを 自由だなんだと勘違いする みんなみんな近くにいようよ 離れないでいようよ 扉を大きく開けて 出入り自由にしようよ 誰の鳥かごだかわからない 誰のでもいいよ これって本当に鳥かごかしら 風変わりな女の子はそんなこと言って 行ったり来たりする できないとわかったけど あの時は本気で君を好きになろうと思った できないとは思わなかった 恋は予測不可能でしょう 君は愛してる 私は好き これじゃ二人で幸せにはならない なれそうでならない がまんはできても あの人の目が何だかキラキラして見えたのは 夢を想いを 怖れずにストレートに 叫んで歌って 語って考えているからだった あの人の夢と想い 私の夢と想い お互い自由に笑い合い肩を叩き合い 飛び始めるかのように 行くよ! 行こう! と 声かけ合って見つめ合った あの人と私の声がひとつになって 大きな声でおなかから心から どんな歌を歌ってもハッピーな歌になったね あの人を好きになった私は ものわかりのいい大人の女になろうとして 失敗と無理と不満と だましとおせないね 今だから苦笑い 君を好きになった今 素直なありのままの自分でいい それでも一緒ならやさしくなれる 楽しいね うれしいね 幸せね ものわかり ほどほど 処世術 ほどほど しかし私は反逆児 この年になっていまだ 一緒に謀反を企てるパートナーを募集 明るいのはいいことだ 開けはなすのはいいことだ 笑うのは 歌うのはいいことだ お酒を飲むのはいいことだ いつでも一瞬で子供に戻れるのはいいことだ 無邪気なのはいいことだ なんでも面白がれるのはいいことだ 真剣になっても深刻にならないのはいいことだ はまっても染まらないのはいいことだ 君を好きなのはいいことだ いいことだ いいことがいっぱいなのは 人生捨てたものじゃない ゆうべは半端じゃなく木枯し 涙が出そう 指がちぎれそう でも勇気を出してりんとして 微笑みさえ浮かべて歩くことができた 心の中に君がいて そこからじんわりほんわか あったかくなったから 君を想うことが私のカイロになったから もうあの人を忘れ 君に熱を上げちゃって 次の恋へ身軽に飛び移った 過去にしがみつくよりよっぽど健康的 ジャンプ・イン! ジャンプ・アウト! 誰もあきれ顔 私は涼しい顔 後ろ向いてヤッタネって顔さ 今度は君が私の心に居ついてしまって離れない いや 君の幻を住まわせたのは私 何しててもどこにいても ちらつく君の幻 いや 幻じゃなくてイメージだ しっかり君をイメージできる いろんな笑いができるね 君と一緒なら ギャハギャハでも ニコニコでも ヘッヘッヘでも ルンルンでも ケラケラでも どんな笑いも楽しくて どんな楽しみも君となら 車のトランクにすわって 真上にかかる月を見上げる 君の注意するのも 五秒の間無視するの さあ 元気に笑うことが私達の毎日の務め 夢見て 努力して 続ければ 叶うから いいことばかり夢見続けよう そのためなら頑張れると自分を励まして 叶うまで 君の夢 私の夢 二人の夢 包み包まれるやさしさ 私は敢えていらない もっと強くてしなやかなやさしさ スッとスキッとスックリと 竹のように水のように風のように 電話嫌いの私が心ときめかせて電話を待つ コールの鳴る瞬間に反応して飛んでいって受話器をとる 私の声に君もすぐうちとけた声で話し始める 時計の針はくるくる回る 二人の心、唇もなめらかにくるくるよく回る 冷たい空気を思い切り浴びに走る自転車 道の上 家の横 やぶの間 空の下 冷たいな寒いな ウウウと身構えて力をこめる ペダルを踏む どこまでも 寒さに勝つまで 寒さを気持ちよく感じるまで 乾いた明るい静かな広いサイクリング日和 冷えた大気に氷の結晶がちらちらする 君の腕軽くつかんで 離れない 離されない 幸せ 心がこんなにあったかだとほんとに寒さも気にならないんだ こんなに寒がりな私でも 間違いない この幸せは 揺れてる人よ 揺れ動く心 つらいね そんなふうじゃ電話を切った後私もつらい だから誓うの 強気なポジティブ 無敵なスマイル 昼間は走って踊って 夜の街で笑って歌って 光の中も闇の中も 君といたい 楽しく素敵に 正直であり続ける君がうれしい 願わくばその迷いふりほどいて もっと私を好きになってくれるように 魔法はない おまじないもない 私は私でい続ける それだけが武器 ライバルのいることも 君を好きというこのエネルギーがものともさせない このエネルギーは強力 わがままポジティブ楽観主義をますます強化する 毎日の営みがどれもこれもみんな 君を大好きだってことの確認 日毎に日々私の中で育ってゆく 愛の確認 日によっては表わし方が下手になってしまう 君のいないときでも 君がいないからこそ 自分を磨いていきたい どこにいてもまっすぐに心が届いてくる こんなに気持ちって強いもの 初めてこんなに感じる 初恋じゃないのに うれしくて恥かしくてセンセーショナル 毎日いつでもまっすぐに 私には君がいる 内心照れながらも これは歌だからね だけど内心想い託して この歌を歌うよ しっかり見詰め合って 瞳を通して心の中までしっかり届くように 届けられるように ああ大丈夫 今なら二人 これから二人 不思議に 自然に やさしくなる 楽しくなる 幸せになる 君は空から飛んでくるなら 私もこっちから飛んでいくよ そしたら空の上で出会って 飛行デートができるね 夜は寒いから 二人ぴったり寄り添おう 冬だね今 君の腕細いと思った でも今は頼もしいと心から思う だからぴったり寄り添うの たった一日会わないだけで こんなに胸に隙間を感じて思わず 遠い空見て肩すくませるなんて 私らしくもない初めての体験 君が 君が 初めて体験させてくれた 幸せな辛さ 甘い痛み 電話の声にすがりつきたい 公衆電話だね もう10円が切れる でもそこで待っていて すぐに出てそこに行くから ほらあそこのあの公衆電話でしょ わかってる 目に浮かぶ 受話器を置いたら君は帰ってしまう すぐに行くから待ってて 言いたくても言えるわけがないわがまま こらえて こらえて 一つ一つの君の言葉から 伝わってくるよ 愛 私の言葉はうまくそれに答えているかしら 私を君の中へ入れてください 私を君の中へ降りて行かせて 深く深く 大きい大きい 君の心の中から 白銀に光る玉のような宝をすくいとるの 君と私二人のために 今こそしっかり世界とつながってる とても手応えのある命よ この私 君を通じて すべて森羅万象 つながってる しっかり宇宙とつながっている 君は私に世界をくれた 宇宙をくれた 次元の違う幸せが今の私を包んでいるものの正体ね 未知の体験なの 初めてと永遠がここで重なる そんな奇跡を二人で起こそう 私の転機が 君の転機 それは私のチャンスで 君のチャンス 思いが空の上で混じり合うビジョン 勇気が出てくるね 私の思いが 君の支え 君の思いが 私の支え ひとつのふとんに包まって あったかいし気持ちいいし 君と一緒にいることは 水の中を泳ぐよう 陽の光を浴びるよう そよ風に吹かれるよう 星の音楽を聴くよう この気持ちよさが私の心を素直に純にゆったりさせる 怖いもの苦手なもの何もなくなって 信じきって 私の存在を君の中へ注ぎ込むよ 私はここに ここにしかいない その私を選んだ君も ここに ここにしかいない そんじょそこらにはいない 他のどこにもいない 私と君だけ 二人だけ 愛してるって言葉を迷わずはっきり言える人についに巡り会えた 愛してるなんて言葉は恋人たちの戯れの自己満足と思ってた だけど君にはこの言葉しかない 一言で思いを伝えるなら 生活すべてが君とともにまわっている 一緒にいる時も 離れている時でも 心が結ばれてる その感じが強く強く私を励ましてくれるから 生活すべてが君とともに輝く 歌えなかった歌を 心の中で歌って響かせて 君の胸へ 私の胸へ 雪の中を君の優しさあたためて帰ってきた 寒い体とあたたかい心 雪には負けやしない 君の苦しみ悲しみは そのままもろともわたしの苦しみ悲しみだよ 苦しみを苦しみと思わないで 悲しみを悲しみと思わないで 私を無敵の味方だと思いなさい 私には君がいると頭のすみっこでちょっと思っただけで 元気になってしまう やさしくなってしまう 恋の七不思議 君が起こしてみせる奇跡 頑張りどころ 強くなろう 君と私 どんな苦しみ どんな辛さも 互いを思えば乗り越えられる すてきな力 すごい力 互いを思うことがこの頑張りどころ 一人だったらどうしただろう だけど今君と一緒 君と私の二人だから 乗り越えられると自信を持てる 二人でよかった 待っている二日間 君は風邪をひいて熱を出した 38度2分 電話口で知らされた時の私の背中にまで走った寒気 私の頭までカッと熱くなった 反射的に瞬間に君の辛さが私にも伝わって 外に飛び出して少し歩いた 頭冷やして落ち着かせようと そして決めた そして感じた たった今 君は私に会いたい 私も君に会いたい だから行こう 君のいる町へ 君の部屋へ さあ君は今私と一緒 元気出して 勇気出して 笑顔になって 私は君の栄養剤 何よりも特効の薬 どんどん元気になって みるみる勇気わいて とたんに笑顔が浮かぶ ああそれが私の幸せなの どうにでもなる 他のことは 大切なことは 二人でいること 二人でいれば心は自然に とけるように流れるように合わさり混じっていく とりたてて努力も工夫もないのに 自然の摂理のように 宇宙の秩序のように 美しく楽しく穏やかに 合わさり混じっていく 駅のホームは寒いね 特急を待つ間ベンチにすわったら 初めて君肩に腕まわして優しく指で撫でさすってくれた その感触 私は敏感 今まで以上だね 世界には種がいっぱいだ 私の持ってる限りの夢や力を 太陽のように 水のように そそいで そそいで 大きくなれ 花よ咲け よりいいもの よりいい人生 よりいい愛 いつも君は私から消えない いつも心に だから よりいいもの よりいい人生 よりいい愛 何かを得れば何かを失う そうと限るものか 失うくらいならいらない そう言えるくらい大切なもの 他の何にもとって代えられないもの 君と 愛 輝きたい でも君がいれば私輝いてるでしょう 君がいない時も頑張るけれど 君がいること以外望まない より素敵に輝くなら 私一人じゃなく君と一緒に 短い時間でも毎晩 お茶を飲みごはんを食べ 話し見詰め微笑もうね 約束しよう ささやかな時間を 何よりも大切にすると 生きていると 愛しているが 同じになって 毎日が美しく強く優しくめぐっていく 軌道が絆になって 二人を織り合わせくるみこむ 恋がすべてだけれど それでも恋がすべてになってはいけない なんて辛い 泣きそうになるね 君がすべてだけれど 君がすべてになってはいけない ささやかだけど 人とは違う私だけの人生 いつも一からやり直すばかりで へんてこりん でもつねにささやかに ささやかに これからは私だけでなく 君と一緒だから ささやかで十分幸せ 君のためならなんでもしよう 君のためならなんでも投げ出そう 他のすべてを失っても ああ今こんなに私 恋愛至上主義なの 辛いことから逃げ出すためじゃない たとえまわりからそう言われても 君のため私のため二人のため 迷いなく心から 君をとる 君のもとへ行く 愛に包まれながら 君と一緒に自由を感じていたい 仕事より愛を 責任より自由を 競争より平和を 心配させて悲しませたいけない私だけど この障壁を越える最後のひとふんばりを出す勇気が 君にしかできない私の求めるもの お願い 飛んで行かせて 君を通して私は世界を理解し 世界から理解される だから君なしではいられない 君のそばにいてぴったりと体寄せ合って 同じものを見 同じものを聞き 同じものを食べ 同じ時を過ごし 同じ空気を吸い それで幸せ一杯の私を君が幸せに思って 二人の存在は最高に実現されている いくらいっしょうけんめい働くより いくらいっしょうけんめい勉強するより 生まれてきたこと 生きていること 最高の喜びと意味が実現されている カラリと晴れた寒い冬の日にはすべてが楽しかった 人々がみんな子供になり ざわめきがみんな音楽になり 光がみんな笑顔になり 踊らせる踊り出す 地に空に 私たちは手をつなぎその流れに気持ちよく 流れていき 包まれていき 体の上をすべっていく流れにうっとりと無邪気に笑って 素直に単純にシンプルに楽しいことだけを信じる ここは別世界の楽園 私たちは自由な旅人だと 私だけの世界はもうあり得ない あるのは私と君二人の世界 君は世界に男として出かけていく 君の世界がそして私の世界になる 私はうちにとどまっていても 君が世界と通じている世界が私の世界に注がれるから ちっとも孤独じゃないし淋しくない 二人ひとつですべて充実される やわらかい光の中 冷たい風吹く 高い空すきとおった空は水色 心洗われて さっき読んだ本のすてきな言葉が快くひびく きっと「自分を信じて生きて」いける ずっとずっと と 冬の夜空の下 離れられない いっしょいっしょ と 眠る街の狭間 抱きしめて キスをして 生まれて初めての人生の最高の 幸せってこういうもの 愛ってこういうもの 二人とも不思議と驚きとときめきと同時に 実感した 君となら癒し乗り越えていけるの この私の悲しい運命も 一つの大きな負い目の故に 私は女神になれる 正直に言って 今恋に溺れてる 君に溺れてる 溺れながら泳ぎ方を覚え始めてる こわいよ 私の秘密を話さなくちゃならない 今までの二人 愛 世界 宇宙 幸福 未来 夢 こわさないで こわれないで 過去の深い傷の後遺症 忘れたいけど忘れられないの そして二人の邪魔をする 救って 助けて 守って 君なら信じられるでしょう この世で一番愛して信じて祈ってる 君なら 君に嘘をついてたわけじゃない これからもけっして嘘はつかない でも言い出すにはタイミングと勇気がいるの 君の抱く夢をすべてはかなえてあげられないと どうして簡単に言えるでしょう これが二人の間に暗い翳を落とし 広がってしまわないように 君の私への何よりも強い優しい大きい愛があれば それを光にして照らして 翳を追い払って 願っているの 心から祈っているの 君の愛が私に運命付けられた悲しみを溶かし去ってくれるだけ 強く熱く大きいことを 白雪姫に贈る王子のキスのように 奇跡の力となってくれることを そうしたら そうならば 狂おしいほど私 愛という名の精に変身して その瞬間から永遠を誓って 君を燃やしてしまうほど 溶かしてしまうほど 一瞬も絶えることなく ずっといつまでも愛し尽くすわ 見も心も君への愛だけ だから君の愛が何よりも 強く熱く大きいことを 教えて証明して 二人のこの愛は二人の間に始まり終わる 何も誰も入ってこない出ていかない 二人の間でまったきもの 子供を産むという尊い女の使命を果たせない 私は不思議の国の妖精 ネバーランドのティンカーベル 揺れる 飛ぶ 危い 曖昧な生命体 こんな私だけが二つの世界の間を 自由に行き来できるの 理屈や論理で説明できない そんなの通用しない それが私よ 子供と大人の要素の両方を不完全なまんまあわせ持ってる 不完全だけど普通の人より広く大きく ものごとを見て感じられる 君はやっぱり私が愛する人 気づいてくれたのね かくしたいけどかくせない大きな悲しみが在ることに この悲しみを君は失望や怒りでなく同じ悲しみとして 一番深いところからわかってくれた やっぱり私が愛する人 君を愛してよかった 君を愛して幸せ 私の不安も悲しみもすべて消し去ってくれた 君の電話の声 あたたかくかすかにふるえてた 君を愛してから毎日幸せを感じられるけど この瞬間ほど幸せに心も体も真底ふるえたことはかつてなかった 部屋のすみでうずくまって受話器を握ってた 私の心はそれでも夜空高く宇宙の果てまで 浮かび駆けめぐり 薔薇の花ほど美しく 君との出会いを讃え踊った 気がつけばいつもいつも どこか必ず触れ合っていた 君の手は私の手を求め 私の目は君の目を求め 肩と肩が触れ合えば身も心もリラックスできた 私の耳は君の声を聞きたがり 君の唇は私の唇と合いたがる いつもいつも 誕生日だったね 私 そんなこと忘れるほど幸せな素敵な日だったから 誕生日と言われてびっくりしちゃった 君といっしょなだけで一日中何をしても楽しいのに 昨日はさらに楽しいことばかり 疲れたら君の膝で眠り 夜はひとつの布団の中で 肌と肌 体と体 心と心 息と息 求め合って 探り合って 確かめ合って 愛し合って 誕生日だったね 私 生まれてから今までで最高の いつもと違うところへ 行こう ふたりで いつもと違うものがあるよ いつもと違うことがおこるよ 見つけよう ふたりで みんな素敵なことばかり みんな大切なことばかり ふたりで体験する世界には 飽きない尽きないときめきがいっぱい 駅のホームでまた いつものキス 互いのほほに軽くやわらかく 互いのやさしさを伝える しみこんでいくでしょ 私の愛 電車がすべりこんでくる 乗らなくちゃ 君を残して 明日までお別れ それまで私の愛が君の中に 消えないように なくならないように 灯し入れるの 念のためにもう一度ね キス 君を待つのは私にとって苦しみではなく やはりひとつの幸せとしか言いようがないもの 夜になると世界はきらめく宝石箱 私その中からいちばん素敵なひとつを見つけた 生きている灯りのひとつひとつ 街の中にたくさんあふれ輝いている みんなさまざまな色で強さで 生きている そのしるしの灯りに 微笑んでみんな頑張って幸せになろうねって言いたい たとえばこの私たちみたいにって この夜景 とてもきれい 切りとって持って帰りたいけど もっともっといいものがある 君といて目を閉じれば ふたりの世界はこの夜景どころじゃなく 宇宙の果てまできらめき踊る 君の長くて細い指の魔法で わたしのからだ 伸びたり縮んだり 緊張したりゆるんだり ふるえたり静止したり 死にそうなくらい 生きる なまやさしくないけど 本気になれば必ずできる ささやかで 運命的なことがある 人間だから 男と女だから 手をとり合って抱き合って 夢見ることがある こわがらない すべてを 世界を これからは 君がすべて 君が世界 こわがる必要はないね 神さまは祝福してる だから 時間は決して裏切ることなくやさしく流れ 夜は濃く深くしっかりと包みこみ 風はりんとして洗い清めてくれる 裸の二人を 他人がなんと言おうと 大自然が 大宇宙が 私たちの愛の味方 私たちには手に入れるべき別世界がある 飛びこむべき別世界がある だから残し去る世界の人にはっきりとサヨナラ言って 私たちは手と手をとって背を向けるの 今までの世界に 二人と世界の間には 忍耐も横たわる でも我慢するのも二人いっしょだから平気 だけど二人の間には 君と私の間には 忍耐はなくていい 我慢はしなくていい むき出しの心見せ合うのでもない 君と私の間にあるのは 愛と自由と勇気 すなわち やさしさと無邪気さと自信 素直に心から やさしさと無邪気さと自信 「私だけ」という存在は消えたの もういない「私だけ」 新しく生まれたのは 「私と君」という存在 より強くしなやかな在り方だね 玉のようにまるくまるく七色にまわって 「私と君」がひとつの存在 ぼくでいいの? 君しかいない、君じゃなきゃいや ついてきてくれる? ついていくしかない、ついていかせて、つれてって 不安? あるよ 何の不安が何のためにあるの? 形のないもやのような不安が 振り払うためにある それだけのこと 昨日よりずっと暖かい夜 春を感じる 街灯がビルの壁に 細い木枝を編んだ模様をつくっている ふたり寄り添う影も絵のようにそこに浮かび上がり 沈んでいく 熱い息が体の中に浮かび上がり 沈んでいく 静かにはなやいで 日毎に君は強くなっていくね しっかりと手をにぎりしめ ふたりを貫く未来を見据えて 日毎に男になっていく君を ただただ愛してついて行くと くり返す今の私は 日毎にやさしく女になっていきたい
木の若芽   gurasuan@s2.dion.ne.jp ホームページ 「宇宙樹の家」 http://www.h2.dion.ne.jp/~utyuuju